不規則系の
計算物質・材料科学

笠松研究室では、コンピュータシミュレーションによって物質の性質(物性)を原子スケールから解明、あるいは予測するための計算物質材料科学の研究に取り組んでいます。特に、理想結晶では現れない種々の不規則性に由来する機能物性に着目し、研究を進めています。

Topics

2023.3
プロトン伝導性酸化物のプロトン伝導を活性化する材料中の局所構造を解明する研究がChem. Mater.誌に掲載され、supplementary coverにも採択されました。放射光実験と大規模計算の連携が非常にうまくいきました。 [論文へのリンク][プレスリリース]
2022.12.16
博士後期課程1年の松谷さんの論文がJ. Phys. Soc. Jpn.誌に掲載されました。不規則だけれどランダムではない、ガラスの構造の詳細に迫る研究です。 [論文へのリンク]
2022.9.12
研究成果を更新しました(だいぶ更新をサボってしまっていました…)。
2021.5.19
植物細胞の遺伝子転写活性部位のライブイメージングに関する共著論文がCommun. Biol.誌に掲載されました。東京大学大学院新領域創成科学研究科の松永幸大教授を中心とする研究グループの成果です。笠松は、顕微鏡像から細胞核部位を半自動的に抽出して、輝度情報の統計を取る解析コードで貢献しました。 [論文へのリンク] [プレスリリース]
2021.3.9
京都大学のグループとの共著論文がPhys. Chem. Chem. Phys.誌に掲載されました。プロトン伝導体セラミックス中の不純物分布が伝導性に及ぼす影響を明らかにしました。 [論文へのリンク]
2020.6.29
笠松の主著論文がJ. Mater. Chem. A誌に掲載されました。ファインセラミックスセンターと東大物性研との共同研究で、プロトン伝導体セラミックス中の不純物分布をスーパーコンピュータを使って明らかにしました。 [論文へのリンク] [日本語解説@学部ホームページ]
2020.1.17
東大マテリアル工学専攻清水氏との共著論文がPhys. Rev. Mater.誌に掲載されました。Liイオン電池界面近傍のイオン分布のシミュレーションによる解析です。[論文へのリンク]
2019.7.20
東大物性研山本氏との共著論文がJ. Phys. Chem. C誌に掲載決定しました。燃料電池への応用が期待される酸化物系酸素還元触媒の活性の起源に関する理論研究です。[論文へのリンク]
2019.4.10
笠松がかかわっているMateriApps関連活動が文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞しました。[詳細]
2019.3.26
ホームページを立ち上げました。

Contact

笠松秀輔
山形大学理学部
〒990-8560 山形市小白川町1-4-12
Tel: 023-628-4664
e-mail: kasamatsu_at_sci.kj.yamagata-u.ac.jp